こんにちは!
日本一 “夢” を実現するパーソナルトレーニングジム
CLUB-Jの理学療法士のカオルです!
今回のテーマは
『肩甲胸郭関節を動かして肩痛を予防しよう!』
です
皆さんは肩関節がいくつの関節からできているか知っていますか?
「そんなん1個でしょ!」って思った画面前のあなた!
不正解なので、最後まで読んでいってください!
この記事を読んでわかること
・肩関節は〇個の関節が合わさってできている
・肩甲胸郭関節を動かせないと、肩凝り、五十肩の原因になる
・肩甲胸郭関節の可動域改善のエクササイズ
1.肩関節を構成している関節たち
肩関節を構成している関節は解剖学的な分類で3種類、運動学的な分類では5種類になります。
①肩甲上腕関節:一般的にイメージされる肩関節。肩甲骨と上腕骨からなる
②胸鎖関節:胸骨と鎖骨からなる関節。上肢と胴体をつなぐ唯一の関節
③肩鎖関節:肩甲骨の肩峰と鎖骨からなる関節。肩関節の天井みたいな役割
④第2肩関節:機能的肩関節の1つ。棘上筋や関節保護の靭帯が通る。インピンジメント症候群の頻発部位
⑤肩甲胸郭関節:肩甲骨と胸郭(肺を保護する肋骨の集合)からなる機能的肩関節の1つ。滑走障害が起きやすい
今回はこのなかの、⑤肩甲胸郭関節について注目して解説します。
肩甲胸郭関節とは、読んで字のごとく、肩甲骨と胸郭からなる関節です。
厳密には、骨同士の連結がないので関節ではありませんが、運動学的な視点では機能的な関節として分類されています。
しばしば、肩甲胸郭関節の滑走不全によって、肩関節機能障害が起きることがあります。
この理由としては、肩甲骨には多くの筋肉が付着しているからです。
▲青い部分が肩甲骨、こんなにたくさんの筋肉が付着しています。
肩甲骨は大きな骨ではあるものの、肩鎖関節以外に骨性の連結が無く、ほとんど筋肉によって位置調整がされているという特徴があります。
そのため、長時間同じ姿勢を取り続けていたり、同じ動作で強い負荷がかかり続けたりすることで、筋バランスが不良となり、滑走障害を引き起こすとされています。
子どもの頃に肩凝り知らずだった方も、大人になり、デスクワークが増えて肩凝りが頻繁に起こるようになったりします。
子どもは良い意味で無駄な動きが多く、小さな身体を目一杯つかって遊びます。
一方、大人は大きな体を小さく使って、楽して...効率よく生きています。
そのため、肩甲骨の周囲の筋肉がこわばりが、肩凝りの原因のひとつというわけです。
それでは、どのようにほぐしていけばよいのでしょうか?
2.肩甲胸郭関節を動かすには、このエクササイズ!
・肩甲骨回し
①肩をすくめる
②肩をすくめたまま、肩甲骨を背骨に寄せる
③力を緩めて、元の位置に肩甲骨を戻す
このエクササイズをして肩甲骨が後ろに引きにくいと感じる方は、ぜひ継続してください!
肩甲骨周囲の筋肉の柔軟性が改善することのメリットとして
- 肩凝りの軽減
- 首周りの筋肉の緊張が軽減
- 肩痛の予防
が挙げられます。
先に紹介した図のように、肩甲骨にはたくさんの筋肉が付着しています。
どこかが固くなり、連鎖的に不調にならないように、十分に動かせるようにトレーニングしてみましょう!
3.まとめ
機能的な肩関節である、肩甲胸郭関節ですが、可動域が狭くなることで、肩凝りや肩痛などの原因となることがあります。
柔軟に動かせるように、エクササイズを継続して、肩凝り知らずのカラダを作ってみましょう!
一方で、このエクササイズだけでは改善しないケースもあります。
整形外科的な疾患や、先天的な疾患がある場合は、医療機関と相談のもと行うようにしましょう。
また、自己流ではどうしても十分な効果が見込めない場合もあります。
CLUB-Jでは、パーソナルトレーニング体験も行っています。
自分のカラダに合ったトレーニング方法や、自分のカラダの特徴を知りたい方で
ご興味ある場合はぜひお問い合わせください!