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トータルケア|あなたの知ってる姿勢はホントよい姿勢なのか?

POSTED / 2024.11.14

Category: 理学療法士のセルフケア講座

こんにちは!

日本一  “夢” を実現するパーソナルトレーニングジム

CLUB-Jの理学療法士のカオルです!

 

今回のテーマは

『よい姿勢とはどんな姿勢なのかホントに知ってる?』

です!

 

パーソナルトレーナーや病院、整体院、ご友人、ご家族から

「あなたは姿勢がいいね」とか「あなたはよく姿勢しなさい」とか

姿勢について何か言われたことがある人がほとんどだと思います。

 

そんな言葉に嬉しくなったり、悲しくなったりすることもありますが・・・

 

さて、あなたや周りの人が言っている『よい姿勢』

いったいどんな姿勢が『よい姿勢』なのか説明できますか?

 

この記事を最後まで読むと、『よい姿勢のホント』が分かります。

ぜひ、最後まで読んでみてください!

 

この記事を読んで分かること

・『よい姿勢』とはひとつじゃない
・一番よくないのは重力に負けていること

 

1.解剖生理学的に『よい姿勢』の定義

2足歩行である私たちの基本姿勢となる立位姿勢。

この立位姿勢の安定には、骨関節などの構造的な要素やバランス能力、重心位置など様々な要素が組み合わさって安定性を保っています。

 

今回は、重心とアライメント(alignment ; 3つ以上の点が一直線上に並ぶこと)を軸に

基本的な立位姿勢の理想的なアライメントを説明します。

 

まず、大前提として、重心位置は体表面から観察できません。

そのため、骨などの身体の構造物を目印にして姿勢を観察します。

 

観察するポイントは以下の通りです。

 

後ろから観察するとき
・後頭部
・背骨
・殿裂(お尻の中心)
・膝関節内側の間の中間点
・内くるぶしの間の中間点

 

側面から観察するとき
・耳たぶ
・肩峰(肩の骨)
・大腿骨大転子(お尻のほっぺで触れる骨)
・膝関節の前側(膝のお皿の後ろ側)
・外くるぶしの前側

 

重心線(床から頭頂部までの垂直線)が、これらの点を一直線に通っているのが解剖学的に理想的な姿勢と言われています。

理想的な姿勢保持はエネルギー効率が良いです。

このアライメントから重心線が外れると、エネルギー消費を最小にするために代償的姿勢戦略が働き安定した姿勢を保とうとします。

 

例)解剖生理学的によい姿勢

この姿勢は、先に説明した重心線の一直線上にカラダの目印が整列しているため、解剖生理学的によい姿勢といえます。

 

例)解剖生理学的な不良姿勢

一方、この姿勢は頭や腰が重心線より外れてしまっています。

そのため、背中を丸めたり、膝を曲げたり、首がきつい角度になってしまったり、

そういった代償的なバランスのとり方をして、立位姿勢を保っています。

 

これでは、首や腰、膝に負担がかかってしまいますよね。

 

2.『よい姿勢』はひとつじゃない

さて、先に解剖生理学的な『よい姿勢』を説明しました。

重心線上に真っすぐ立てる姿勢は美的にもよい姿勢と言えます。

 

一方で、この解剖生理学的によい姿勢が当てはまらない人もいると、私は解釈しています。

 

それは、『骨の変形がある人』です。

 

例えば、構造物である背骨が何らかの原因で変形してしまい背中が丸まっていたとします。

変形した骨が原因となる骨性の可動域制限の改善は困難であり、背骨を真っすぐに伸ばすことができません。

この場合に、無理に背骨を伸ばし、真っすぐな姿勢を強要したとすると、

背筋群が過度に緊張して筋・筋膜性腰痛を誘発したり、

最悪のケースでは、変形していない背骨が過度に動かせれることで、脊柱管狭窄症やすべり症などに発展する可能性があります。

 

つまり、何を伝えたいかというと、骨の変形がある場合は、姿勢を真っすぐ保つことが良い姿勢ではなく

重心線に対して釣り合いがとれていること、そして、重力に負けない筋力があることが重要ということです。

 

 

要するに、解剖生理学的な不良姿勢も、場合によっては、エネルギー効率が最小なよい姿勢になるんだよ。ということです。

 

でも!

やっぱり、丸まった背中をなんとかしたいんですよね・・・

そんな方にぜひやって欲しいのが腹筋です。

 

3.1日10回2~3セットやって欲しい簡単な腹筋運動

①仰向けに寝て膝を立てる

②腰に手を入れて、反り腰になってないか確認する

③膝をみぞおちに近づけるように両足を持ち上げる。余裕があれば頭も上げる

 

ポイントは呼吸を止めないように、みぞおち~おへそにギュッと力を込めること。

 

大前提ですが、このトレーニングをしても背骨の変形は治りません。

重力に負けないように背骨を支える筋力がつくだけです。

 

腹筋群の筋力が低下すると背骨の弯曲が増強するという研究報告があります。

そのため、腹筋群の筋力強化は背骨の弯曲を抑制することに有効と言えます。

つまり、腹筋鍛えて背骨を支える力をつけて、背中丸まらないカラダつくりが唯一できることです。

 

もちろん、若いうちからやれば、将来の不良姿勢の予防になります。

ぜひ、1日10回2~3セットやってみましょう!

 

また、CLUB-Jのパーソナルトレーニングでは、ひとりひとりのカラダに合った方法で、怪我のリスクを抑えてトレーニングを行っています。

パーソナルトレーニングの体験も随時受付中ですので、ご興味あるかたはぜひお問い合わせください!

 

一緒に “夢” の実現に向けて頑張りましょう!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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